実施日 2022年3月24日
※ロシアへの渡航は基本的には止めてください。
“旅行”をすべき国ではないんですが、用事があってどうしても必要という人は居ますからね。
日本発行のレジットカード VISA、マスターカードの国際ブランドが使えなくて困った
①キャッシングができなくなりました。もうどうしようもないので、ドルを大量に持って行ってください。
②ショッピングが使えないので、公共交通、バスやトラム(路面電車)のタッチ決済が使えません。またRZDのアプリで決済が出来ないため、今更ロシア国鉄の窓口まで行ってKASSAおばさんと話しながら切符を買う必要がある。
この2がめんどいです。最近のロシア国鉄KASSAおばさんはそこまで愛想悪くない(気がする。僕がロシアに馴染んだ可能性はアリ)ですが、思いついたときにホテルから一歩も出ずに切符を買うのに慣れると、わざわざ駅まで行って買うのが凄まじくめんどいです。
トラムでは、オムスクの例ではタッチ決済は25ルーブルで現金の他30ルーブルと言ったように15%も安くなったりする都市があります。今さら余計な金額払ってジャラジャラ不便な小銭は嫌です。
②を何とかする方法
>UnionPay( 银联)を作る→どうやら日本発行のものは使えないとの噂。
>今回紹介するデビットカードを作る。→今回紹介
ロシアでタッチ決済のデビットカードを20分で即発行した
方法は「ロシアの銀行でデビットカードを作る」だけです。なんの捻りもないです。表技です。
※もっとロシア通の人はちゃんと自分の名前の銀行カードもちゃんと作れるようですが、僕はそこまでいらないのでモーメンタムにしました。
日本のクレジットカードのように日本の口座にある金から引き落とすのではないため、結局現金のルーブルを何らかの方法で入金する必要があります。
とはいえトラムが割引だったりロシアでのネット決済をしたいとき使えます。国鉄や、ホテルのネット予約もありますね。
Карта Momentum от Cбербанка
ロシアでデビットカードつくるなんて難しそうと思ったら即で作れるのありました。
有効期限
有効期限は、24ヶ月です。
日本のクレカは5年なのでこれは短いです。Mometntということらしい。
必要なもの
パスポート、一応イミグレツォーンの紙、ロシアの携帯番号。
- パスポート→持ってないとおかしいです
- イミグレツォーンの紙→ロシアに入国した時点で貰えます
- ロシアの携帯番号→MTS、メガフォンなどで10分でSIMが買えるので入国時に行きませう。
実際にやった
この3つを持ってズベルバンクへ。
私はOMSKでやりました。
このご時世にロシアに行こうという狂人はご存じとは思いますが、英語は一切通じないので、ロシア語で話してください。
口座を開設したいといい、パスポートとイミグレの紙を渡します。
※レギストラーツィアの紙は不要です。
※パスポートの招待されている都市でないところのズベルバンクでも出来ます。僕はサンクトペテルブルクに招待されているがオムスクでカードを作りました。
ほとんど銀行員が勝手にやってくれますが、以下のポイントがあります。
- ロシアでの電話番号を聞かれる。
- その町での住所を聞かれるのでホテルの住所を言う。
- Sberのアプリと紐づけるよう勧められる。
- PINコードの入力(4桁数字)
- スラヴァ(ロシア語の任意の単語)を指定するよう言われる←これは謎。何に使うんだろう? 4文字以上の単語ならOK
完成
これが終わると、デビットカードがもう発行されます。
表の名前は無記名(Momentam R)です。裏面にはサインする場所があります。
記名欄に3桁の数字もあり、そこはクレカ感あります。
メリット
ロシアのネット決済ホテル、RZDのアプリ使える
トラム割引が使える(多くの都市でタッチ決済の方が安い)
デメリット
>入金は結局札束
両替所でドルをルーブルにしてそれを入金するしかないですね…
これを結局意味ないととらえるか、せめてRZDのアプリやトラム決済が使えるようになると考えるか、という感じです。
Momentum 実際に使った
トラム、ケンタッキー、RZDのアプリで使えました。
トラムで使うと、どちらかというと使い心地はスイカでした。
ズベ銀のATMがチャージ機で、あとはトラムでピッと支払い。
おわりに
体感的には現金ジャラジャラよりマシかなというくらいでした
本当に凄まじく発行は早かった。2年後に期限切れたら僕の数百円余ったものはどうなるんだろう。(もう渡航するかはわからん)